病気やけがなどで身体のどこかが痛い時には、あまりの痛みの為『痛み』についてしか考えられなくなってしまう事がよくあります。
次こんな動きをすると激痛が襲ってくるんじゃないかとか、痛みによって辛く苦しい時間を過ごしていると痛み以外のことが考えられなくなってしまいます。
例えば、内臓の痛みという内科的な痛みに苦しんでいると、太ももや二の腕などの身体の各筋肉には痛みがないことが考えられなくなってしまいます。
ケガや関節痛などの外科的な痛みで苦しんでいる時には、頭痛がないことなど忘れてしまい、痛さのみ、苦しさのみしか感探し続けてしまい、じられなくなってしまうのです。
頭の中が痛みでいっぱいになってしまうと、常に身体の中でどこか痛いところがないかと痛みを探し続けてしまい、痛くない状態が通常だと感じられなくなってしまいます。
緊張して固くなった筋肉は血流量の低下をもたらし、次に突発的に襲ってくる痛みに常に備えようとするため、精神的にも肉体的にも常に身体は緊張し、リラックスするのがとても難しくなってしまいます。
そんな状態の身体はとても疲れやすく、緊張は寝つきと寝起きを悪くしてなかなか疲れが抜けないという状態を引き起こすので、どうしても身体の回復力を低下させてしまいます。
このような状態のときに自分自身で痛いところと痛くないところに気が付ければよいのですが、痛みが強くなればなるほど難しいので、そんな時にプレパレーションがおすすめ。
どこの筋肉が硬くてどこの筋肉が柔らかいのかといった身体の状態や、硬かった筋肉がどれくらい柔らかくなっているのかといった身体の変化に気づくことができます。
これに気づくことができれば、筋肉が柔らかいところ、痛くないところを動かしながら、筋肉が硬く動かないところ、痛みで動かせないところまでアプローチすることができるので、自分自身で痛みのコントロールが出来るようになります。
痛みが強くなっても自分である程度コントロール出来るという自信があると、痛みに対して気持ちと身体の備えができるので、身体の極端な緊張を防ぐことができるようにもなります。
コメントをお書きください