身体の内部感覚をしっかりと使えるようになることが身体の最終目的地です。
というのも、自己免疫疾患の患者さんや、ケガや骨折などの外科的な患者さん、ガンなどの痛みを抱えているスタジオ会員様のトレーニングを受け持つうちに、究極的には自分の痛みは自分しか理解できないし、自分の身体に責任を持てるのは結局は自分自身しかいないということ。
例えば右足に痛みを感じていると、右足をかばうために左足に負担がかかったり、右足に体重をかけないようにする動きが多くなるばかり、片側の背筋に過度に負担をかけてしまったりといった影響が出たりします。
内臓が痛い時は、慢性的に感じている痛みが苦痛で身体がリラックスする時間が無くなり、身体と精神にストレスをかけているとすると、自律神経のバランスに影響し身体がずっと緊張状態が続くことで、全身の筋肉が満遍なくこわばり状態にあったりします。もし突発的な痛みを抱えていたりすると、またいつ痛みが襲ってくるのだろうと気持ちが常に緊張して構えてしまうために、痛みが来る前に筋肉がコチコチになっていたりすることがあります。
痛みが直接の原因のことだけでなく、痛みが間接的な原因となって全身に影響することがよくあるので、施術者が筋肉に触れて状態を確認したり、身体のバランスを見たりすると間接的にどれほどの痛みがあるのかとわかります。
しかしそれも身体の状態から類推する痛みの大きさであって、直接痛みがわかるわけではありません。
自分の痛みは自分しかわからないし、痛みのスケールとして自分が10だと感じている痛みがほかの人には3の痛みかもしれないし100の痛みかもしれません。
なので自分の痛みは自分しかわからないし、自分の身体に最終的に責任が持てるのは自分自身しかいないのです。
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